成長痛ってどんなもの?

成長痛とは成長期のこどもに起こる原因不明の痛みです。
幼児期のこどもが寝ているときに、「いたい」突然泣きだしたりという事があります。
どこが痛いか聞くと、膝を指さすことが多いです。
その後、こどもは比較的あっさりと寝入り、翌朝には何事もなかったようにケロッとしていますし、走り回っています。

成長期の身長の伸び盛りの子供さんに多いので、成長痛 と言われます。成長次期に痛みが発生する為に、骨が伸びる為痛みが発生すると誤解されやすいですが、実は骨の成長とは直接関係はないそうです。
成長軟骨の急激な伸びが関係しており、成長軟骨そのものが痛む、筋や靭帯が成長により引っ張られて痛む等もよく言われていますが、確実な原因は分かっていないようです。
最近一番確実といわれている成長痛の原因は、太ももの筋肉が、まだ成長期の脛骨粗面に過度に作用するためにおこるといわれています。簡単に言うと筋肉や骨・関節が未完成なのに、非常に活発に動きます。そのため疲れがたまって痛みが発生するという事です。

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成長痛まとめ

成長痛の特徴をまとめると下記のようになります。
@成長(骨、間接の伸び)と痛みは直接は関係なし。
A3・4歳の幼児期、小学校の低学年次期に多く見られる。
B甘えんぼな子どもに多い
C次の日にはケロッとしており原因が分からない
D精神的に安心させる事が大切
という事がいえます。
成長痛の場合は、走る、ジャンプするなどの運動量を減らしたり極力運動は控えるようする必要があります。また湿布を張ってあげたり、暖めたり、マッサージをしてあげる等も効果があります。
また、子供が親や周囲の人からかまってもらいたいという気持ちの表現でもあるといわれる事もあります。子供からの訴えがあった場合は無視せずに子供とのスキンシップという意味であたたかく見てあげて下さい。

成長痛の注意しておかないといけない危険性!

成長痛は、子供の成長とともに治まりますのでほおっておいても基本的にはかまいません(^^)
ただし、注意しておかないと怖い事があります。子供が足などが痛いと言うと成長痛で片付けられる事が多いです。
しかし足の痛みの原因は成長痛ばかりではありません。白血病や骨腫瘍といった病気も痛みから始まります。子供の痛いという訴えを何でも成長痛で片付けてしまうのも問題ですよね。
注意点として昼間も痛がったり痛みがなくならない時、あまりにも痛がる時、だんだんと痛みが強くなるという事であれば、一度、整形外科で受診する事が必要です。
人間の体は危険性がある場合、痛みであったり、何らか危険信号を出しています。簡単に考えずに子供を十分注意して見てあげて下さい。

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Copyright © 2007 成長痛は身長が伸びるのが原因?